田植え機のメインダストシール交換方法|自分でできる簡単なやり方と注意点
足回り
※以下、掲載動画のAI自動書き起こしを使用させていただいております。
田植え機を長年使っていると、メインダストシールにひび割れや泥の侵入が起きることがあります。
このシールが傷んだまま使用すると、泥水が入り込み、錆や摩耗で部品が破損する原因となります。
今回は、田植え機のメインダストシールを簡単に交換する方法と注意点を紹介します。
メインダストシールとは?
- 役割:泥や水の侵入を防ぎ、内部のギヤや軸を保護する
- 劣化症状:ひび割れ、硬化、泥の侵入
- 交換目安:5〜10年未交換なら点検・交換がおすすめ
ガタツキが大きい場合はブッシュや内部部品の交換が必要で、プロの整備に依頼するのが安心です。
交換に必要な工具
- プラスドライバー(カバー取り外し用)
- パーツクリーナー(清掃用)
- Knipex 50 210 などの専用プライヤー(ダストシール外し用)
- 6mmボルト・フランジナット
- 14mmソケット(圧入用)
※専用工具がなくても、ボルト+ソケットを使えば確実に圧入できます。
交換手順
1. 分解・清掃
- 上カバーを外す(+ネジ)
- 内部の泥や古いグリスをパーツクリーナーで清掃
- チェーンや爪を外し、作業スペースを確保
2. 古いダストシールの外し方
- 以前はマイナスドライバーで叩き外す方法が一般的だったが、アルミケースを傷めるリスク大
- 専用プライヤーをシールのツバにかけ、栓抜きの要領で外すと安全
3. 新しいダストシールの取り付け方
- 6mmボルトにソケットをセット
- シールのツバに合わせてフランジナットで均等に締め込む
- 押し込みすぎず、アルミケースにピッタリ密着する位置で止める
- 叩き込みではなく「圧入」でまっすぐ確実に装着するのがポイント
交換時の注意点
- 叩いて入れないこと:斜めに入ったりツバが潰れる原因になる
- 液状ガスケットの有無を確認:型式によっては必要、組み付け時に再塗布
- スプリングやクッションゴムの破損確認:中の部品が傷んでいないかチェック
- 泥水を侵入させない運用:チェーンケースやカバー周辺を常に清潔に保つことが寿命を伸ばす秘訣
交換を怠るとどうなる?
- 泥水の侵入 → 錆・摩耗・ギヤ破損
- シーズン中に故障 → 高額修理(ケース破損やオーバーホールが必要になる場合あり)
- 耐用年数が大幅に短縮
予防のためにも、壊れる前のシール交換が非常に重要です。
まとめ
- メインダストシールは泥水侵入を防ぐ重要部品
- 交換はプライヤーやボルト・ソケットを使えばDIYでも可能
- ガタツキや内部破損がある場合は農機具屋に依頼するのが安全
- 定期交換と清掃で田植え機を長持ちさせられる
「5年以上交換していない」「ひび割れや泥の侵入が見える」という場合は、早めにメインダストシールの交換を検討してください。
※ここで紹介している方法はあくまで一例です。機種や状況によって結果が異なる場合がありますので、実施の際はご自身の判断で安全に作業してください。
なお、当サイトの情報を参考にして行われた作業・整備等により生じたいかなる損害についても、当サイトおよび運営者は一切の責任を負いません。
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