除雪機は冬の強い味方ですが、オフシーズンの保管を誤ると「次の冬にエンジンがかからない」「サビで動きが悪い」といったトラブルにつながります。
ここでは、初心者でも実践できる 除雪機の正しい保管方法とメンテナンスのポイント を解説します。

1. 燃料タンクの管理

ガソリン式エンジンを搭載する除雪機は、燃料管理が最も重要です。

• 燃料を空にする方法
  → エンジンをかけてガソリンを完全に使い切る。タンク内部の結露や腐敗を防げる。
• 満タンにして保管する方法
  → タンク内の空気を減らし、結露を防ぐ。

中途半端に燃料を残すと、結露で水分が混ざりサビや詰まりの原因になります。
特に冬に使用する除雪機は 燃料タンクを空にして保管するのがおすすめ です。

2. 可動部への注油

保管前には各部にオイルやグリースを差し、サビや固着を防ぎましょう。

• 可動部（レバーやリンク部）
• 鎖や軸回り
• クローラー周辺

CRCスプレーや潤滑オイルを軽く吹き付けるだけでも効果的です。

3. 洗浄とサビ防止

融雪剤が撒かれた道路で使用すると、機体には塩分が付着してサビやすくなります。

• 使用後は水で軽く洗浄
• 細かい部分はブラシで清掃
• 乾燥後に潤滑油を塗布

特に金属部分はサビやすいため、保管前に必ず洗浄・注油を行いましょう。

4. 保管場所の工夫

• 直射日光や雨の当たらない場所に置く
• 風通しの良い冷暗所で保管
• シートで覆う場合は通気性のあるものを使用

湿気がこもる場所に置くとサビやすくなるため注意が必要です。

まとめ

除雪機を長く快適に使うためには、オフシーズンの保管がカギになります。

• 燃料タンクは「空」か「満タン」、どちらかで保管
• 可動部には必ず注油
• 使用後は洗浄してサビ防止
• 風通しの良い冷暗所で保管

これらを実践すれば、来シーズンもスムーズにエンジンが始動し、安心して使い始めることができます。

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