耕運機のエンジンが掛からないときの解決法|春先に試したい応急処置
エンジン
※以下、掲載動画のAI自動書き起こしを使用させていただいております。
春になって畑作業を始めようと耕運機を出したのに、エンジンが掛からない…。そんな経験はありませんか?
農機具はシーズンオフに数か月使わないだけで調子が悪くなることが多く、とくにエンジンが掛からないというトラブルは非常にありがちです。
今回は、農機具専門店【農機具王】が紹介している「耕運機のエンジンが掛からないときの対処方法」をわかりやすくまとめました。応急処置的な方法なので、まずはぜひ試してみてください。
なぜ耕運機のエンジンが掛からないのか?
耕運機のエンジンが掛からない原因の多くは以下のようなものです。
- 気温が低く、燃料がうまく気化していない
- プラグに点火できるだけの混合気が送られていない
- キャブレター内部に古い燃料が残っている
春先は朝晩がまだ冷え込むため、燃料がスムーズに気化せずエンジン始動が難しくなることがあります。
応急処置の手順
動画で紹介されている方法は、簡単にいうと「燃料の気化を補助して火がつきやすい状態にする」ことです。
1. エアクリーナーを外す
- 耕運機のエンジン横にあるエアクリーナーを外します。
- ネジやツメで固定されているので、無理せず丁寧に取り外しましょう。
2. キャブレターの入口に可燃性スプレーを少量吹き込む
- ブレーキクリーナーなど、揮発しやすい可燃性のスプレーを入口に「ほんの少し」吹きかけます。
- 吹きすぎは危険。バックファイアの原因になり、フィルターのスポンジが燃えるリスクがあります。
3. リコイルスターターを引く
- スプレーを吹き込んだら、リコイルを数回引きます。
- 一度で掛からなくても、少量ずつ吹き込みながら繰り返すのがコツです。
4. 燃焼を安定させる
- 一度エンジンが掛かれば、古い燃料も一緒に燃えて新しい燃料が流れ込みます。
- その後は自然と始動しやすい状態に戻っていきます。
注意点
この方法はあくまで「応急処置」です。
- スプレーを多量に吹き込むと引火や故障の原因になります。
- 定期的にキャブレター清掃やプラグ点検を行うことが大切です。
- 長期間使用しない場合は、燃料を抜いて保管するとトラブル防止につながります。
まとめ
耕運機のエンジンが掛からないときは、
- エアクリーナーを外す
- 可燃性スプレーを少量吹き込む
- リコイルを繰り返し引く
この手順で多くの場合、始動トラブルが解消できます。
ただし、根本的な解決には日頃のメンテナンスが不可欠です。どうしても掛からない場合や不安があるときは、専門店に修理を依頼するのが安心です。
※ここで紹介している方法はあくまで一例です。機種や状況によって結果が異なる場合がありますので、実施の際はご自身の判断で安全に作業してください。
なお、当サイトの情報を参考にして行われた作業・整備等により生じたいかなる損害についても、当サイトおよび運営者は一切の責任を負いません。
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