籾摺り機の丸ベルト交換方法|裏技で簡単に取り替える手順と役割解説
作業機
※以下、掲載動画のAI自動書き起こしを使用させていただいております。
籾摺り機には多数のベルトが使用されていますが、その中でも見落としがちなのが 丸ベルト です。佐竹のNPS450や旧GDS型など、多くの籾摺り機に採用されています。丸ベルトは見た目が大きな輪ゴムのような形状で、正式には「インジェクション丸ベルト」や「ファンコード丸ベルト」と呼ばれます。
通常は複数のVベルトを外さないと交換できませんが、ここでは作業を効率化できる 裏技的な交換方法 と、丸ベルトの役割について解説します。
丸ベルトの交換が必要な理由
- 異物混入や塊が入るとロールが詰まることがある
- 丸ベルトがロールの「便利屋(撹拌棒)」を回転させ、籾の詰まりをほぐす役目を果たす
- 切れていても機械自体は動作するが、籾摺り効率が低下する恐れがある
切れていても気づかずに使用されることがありますが、正常な状態に保つためには交換がおすすめです。
丸ベルト交換の裏技手順
通常は奥の丸ベルトを交換する際、手前の複数ベルトを外す必要があります。
しかし以下の手順なら簡単に取り付け可能です。
- 新品の丸ベルトを準備する
- 既存のベルトに挟み込むようにセットし、くるっと回して奥に通す
- モーター側のプーリーでも同様に奥へずらしていく
- 無理に引っ張るとベルトを傷めるため注意
- 最後にプーリー全体にかけ直す
- すべてのプーリーが正しく掛かっているか、手で回して確認
※上側に掛けると回転方向が逆になるため、必ず下側に取り付けること。
丸ベルトの役割
丸ベルトは籾摺りロール内にある「三角棒(撹拌棒)」を駆動します。
- 異物や籾の塊をほぐす
- ロールが止まるのを防ぐ
- 作業効率を安定させる
切れていても動作は可能ですが、長期的にはトラブルの原因となるため交換が望ましい部品です。
点検と交換のタイミング
- 籾摺り機背面のカバーを開けると簡単に確認可能
- 丸ベルトが切れていたら早めに交換
- 定期点検時にほかのベルトと合わせて確認するのがおすすめ
まとめ
籾摺り機の丸ベルトは一見地味ですが、異物や塊をほぐす重要な役割を担っています。
- 通常は複数ベルトを外す必要があるが、裏技で簡単に交換可能
- 正しく掛かっているか必ず手で回して確認する
- 切れていても動作はするが、安定した籾摺り作業のためには交換がベスト
丸ベルトは消耗品のため、点検と交換を定期的に行い、籾摺り機を安心して使用できるようにしましょう。
※ここで紹介している方法はあくまで一例です。機種や状況によって結果が異なる場合がありますので、実施の際はご自身の判断で安全に作業してください。
なお、当サイトの情報を参考にして行われた作業・整備等により生じたいかなる損害についても、当サイトおよび運営者は一切の責任を負いません。
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