トラクターのヒューズボックス掃除で電気系トラブル予防|L1-26を例に解説

電気系統

※以下、掲載動画のAI自動書き起こしを使用させていただいております。

古いトラクターを使用していると、ライトが点かない・メーターが不安定など、電気系のトラブルに悩まされることがあります。
その原因の一つが ヒューズボックスの汚れや接触不良 です。

この記事では、クボタL1-26トラクターを例に、ヒューズボックスの掃除方法と注意点を紹介します。


ヒューズボックス掃除が必要な理由

  • 長年使っているとホコリ・サビ・酸化被膜で接触不良が発生
  • 電気の流れが悪くなり、ランプ類や計器の誤作動につながる
  • 定期的にヒューズを「抜き差し」するだけでも導通が改善する

30年以上使っている機械では特に、ヒューズ接点の掃除が重要です。


掃除に必要な道具

  • エアブローまたはエアダスター
  • 真鍮ブラシや接点クリーナー(接触面の汚れ落とし用)
  • ヒューズの予備(5A・10A・15Aなど)

ヒューズボックスの掃除手順

  1. ヒューズを順番に抜き取る
    • 配列を間違えないよう並べて置く
    • どのアンペア数がどの位置かを覚えておく
  2. 内部の汚れを除去
    • エアブローでホコリを飛ばす
    • サビや酸化がひどい場合は真鍮ブラシや接点クリーナーで掃除
  3. ヒューズを確認
    • 切れていないか確認
    • 変色しているものは予備と交換
  4. 元の位置に戻す
    • 5A・10A・15Aなど指定通りのヒューズを差し込む
    • 接点がしっかり奥まで入っているか確認

掃除の効果

  • ランプ類の点灯不良が改善
  • 計器やスイッチ類の動作が安定
  • 思わぬ電装トラブルを予防

特に古いトラクターでは、ヒューズボックス掃除だけで症状が改善するケースが多いです。


まとめ

  • ヒューズボックスは古いトラクターの弱点のひとつ
  • 定期的な「抜き差し」やエアブロー清掃で導通改善
  • 酸化や摩耗がひどい場合はヒューズ交換を推奨
  • 電装トラブルを未然に防ぐため、年1回の点検がおすすめ

ヒューズは小さな部品ですが、電気の流れを守る大切な役割を担っています。
「最近調子が悪いな」と感じたら、まずヒューズボックスの掃除を試してみてください。

※ここで紹介している方法はあくまで一例です。機種や状況によって結果が異なる場合がありますので、実施の際はご自身の判断で安全に作業してください。
なお、当サイトの情報を参考にして行われた作業・整備等により生じたいかなる損害についても、当サイトおよび運営者は一切の責任を負いません。

農機具の整備特集へ戻る

農機具を売りたい・買い替えたい方へ

ノキログでは、農機具の買取・買換も承っております。
売りたい・買い替えたい農機具がある方はこちらのお問い合わせフォームから
お気軽にお問い合わせください。

買取・買替のご相談

Translate »

地域を選んでください

  • 青森県
  • 秋田県
  • 岩手県
  • 宮城県
  • 山形県
  • 福島県
  • 岡山県
  • 茨城県
  • 千葉県
  • 群馬県
  • 栃木県
  • 新潟県
  • 長野県
  • 愛知県
  • 岐阜県
  • 三重県
  • 福井県
  • 富山県
  • 滋賀県
  • 兵庫県
  • 奈良県
  • 香川県
  • 福岡県
  • 全国版