農機具のVベルト掛け方|基本の決まり事と正しい交換方法
メンテナンス作業機
※以下、掲載動画のAI自動書き起こしを使用させていただいております。
農機具のメンテナンスで意外と多いトラブルの一つが Vベルトの掛け方 です。
コンバインやミニ耕運機、ベール処理機など、農機具には複雑に入り組んだベルトが多く使われています。新品交換や切れてしまったときに「どこにどう掛ければいいのか分からない…」と困った経験はありませんか?
この記事では、誰でも理解できるVベルトの基本ルール を解説します。
1. Vベルトの基本構造と役割
- 駆動側と被駆動側:Vベルトは必ず「駆動する側」と「駆動される側」をつなぎます。
- テンションプーリーの存在:ベルトが緩んで外れないように、テンション(張り)を与えるプーリーが設けられています。
- 掛け方の基本方向:羽根付きのテンションプーリーは、下から上に引っ張る方向に掛けるのが基本です。
2. 掛け方の法則
Vベルトにはいくつかの「決まり事」があります。
◎ プーリーの当たり面
- V溝プーリー → ベルトのお腹(V字の部分)が接触
- 平プーリー → ベルトの背中が接触
このルールを覚えておけば、複雑に見えるベルトでも掛け方を推測できます。
3. 掛け替えの手順と注意点
① ベルトを外すとき
- 基本はテンションを緩めて外す
- 面倒でも無理にこじらず、テンションプーリーを意識する
② 複数ベルトの場合
- どの列から掛けるかを横から確認する
- 写真を撮っておくと安心
③ 正しく掛かっているか確認
- 他の部品に干渉していないかチェック
- 空回しして異音や接触がないか確認
- 羽根付きテンションプーリーは、羽根と羽根の間に1〜2mmの隙間があるか確認
4. よくある失敗例
- ベルトが部品に干渉 → 掛け方が間違っている
- テンション不足 → ベルトが外れやすい
- 写真を撮らずに外す → 複雑なベルト配置が分からなくなる
まとめ
農機具のVベルト交換は一見難しく思えますが、
- 駆動側と被駆動側を必ずつなぐ
- V溝にはお腹、平プーリーには背中を当てる
- テンションプーリーは下から上に掛ける
この 基本ルール を覚えておけば安心です。
正しくメンテナンスすることで、農機具の寿命を延ばし、作業トラブルを防ぐことができます。
※ここで紹介している方法はあくまで一例です。機種や状況によって結果が異なる場合がありますので、実施の際はご自身の判断で安全に作業してください。
なお、当サイトの情報を参考にして行われた作業・整備等により生じたいかなる損害についても、当サイトおよび運営者は一切の責任を負いません。
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