中古トラクターの冷却水交換・補充方法|メンテナンス

エンジン

※以下、掲載動画のAI自動書き起こしを使用させていただいております。

中古トラクターを購入したとき、エンジンオイルやバッテリーと並んで必ず確認しておきたいのが 冷却水(クーラント) です。
冷却水はエンジンの温度を一定に保つ重要な役割を担っていますが、古いまま放置すると サビや不純物が混入して冷却性能が低下し、最悪の場合オーバーヒートの原因になります。

今回は、中古の小型トラクターを例に、冷却水の交換と補充の手順を紹介します。


冷却水を交換する理由

  • 長期間交換していないと サビや汚れが発生
  • 冷却性能が落ちて エンジン始動性が悪化
  • 放置すると ウォーターポンプやラジエーターの故障につながる

実際、冷却水を入れ替えただけでエンジン始動性が改善するケースもあります。


冷却水交換の手順

1. 古い冷却水を排出する

  • ラジエーター下部のドレンを開けて古い冷却水を抜きます。
  • 長年交換していない場合は、茶色く濁ったサビ水が出てくることもあります。

2. 水でフラッシング(洗浄)

  • 一度水を注入して循環させ、内部のサビや汚れを洗い流します。
  • 茶色い水が出なくなるまで繰り返し、できるだけ内部をきれいにしましょう。

3. 新しい冷却水を補充する

  • ラジエーターキャップから新しい冷却水を注入します。
  • 今回は LLC(ロングライフクーラント)50%希釈タイプを使用。
  • 規定量を入れたらキャップを閉めます。

4. エア抜きをする

  • エンジンをかけてしばらく回し、ラジエーター内の空気を抜きます。
  • エアが残っていると循環不良やオーバーヒートの原因になるため必須の作業です。

交換後の効果

  • エンジンの始動がスムーズになった
  • 冷却系統のトラブル予防につながる
  • 余計なサビや汚れを除去でき、トラクターの寿命延長に効果的

まとめ

中古トラクターを整備する際は、冷却水の交換・補充を忘れずに行いましょう。

  1. 古い冷却水を抜く
  2. 水で内部を洗浄
  3. 新しい冷却水を補充
  4. エア抜きを実施

これだけでエンジンの調子が改善するケースも多く、安心して次の農作業に臨めます。

※ここで紹介している方法はあくまで一例です。機種や状況によって結果が異なる場合がありますので、実施の際はご自身の判断で安全に作業してください。
なお、当サイトの情報を参考にして行われた作業・整備等により生じたいかなる損害についても、当サイトおよび運営者は一切の責任を負いません。

農機具の整備特集へ戻る

農機具を売りたい・買い替えたい方へ

ノキログでは、農機具の買取・買換も承っております。
売りたい・買い替えたい農機具がある方はこちらのお問い合わせフォームから
お気軽にお問い合わせください。

買取・買替のご相談

Translate »

地域を選んでください

  • 青森県
  • 秋田県
  • 岩手県
  • 宮城県
  • 山形県
  • 福島県
  • 岡山県
  • 茨城県
  • 千葉県
  • 群馬県
  • 栃木県
  • 新潟県
  • 長野県
  • 愛知県
  • 岐阜県
  • 三重県
  • 福井県
  • 富山県
  • 滋賀県
  • 兵庫県
  • 奈良県
  • 香川県
  • 福岡県
  • 全国版