ハーベスタは収穫作業に欠かせない農機具ですが、使い終わった後の掃除や点検を怠ると、次のシーズンに故障や不具合が起きやすくなります。
今回は、ハーベスタを長持ちさせるために必要な使用後の掃除とメンテナンスの基本手順を紹介します。

1. もみ・ゴミを取り除く

• ハーベスタ内部には収穫後のもみやゴミが残りやすい構造になっています。
• カバーを開けて、ブロワー（エアコンプレッサー）やブラシでしっかり清掃しましょう。
• 残ったもみはネズミの被害（配線かじりなど）を招く原因になるため、できるだけ早めに取り除くことが大切です。

2. カバーを開けてベルト類を点検

• 掃除の際にはベルトの状態も合わせて確認しましょう。
• ひび割れ・摩耗・ささくれなどが見られる場合は早めに交換を。
• ベルトの型式は本体の仕様一覧に記載されているので、交換前に確認しておくと安心です。

3. ベルト交換のポイント

• ベルトを交換するときはテンションを調整することが重要です。
• 強すぎると軸やベアリングに負担がかかり、弱すぎると空回りの原因になります。
• 交換後は必ず手で回してテンションが適正か確認しましょう。

4. ファン・排出口の清掃

• 脱こくファンや排出口にもゴミが溜まりやすいので、カバーを外して掃除します。
• 特にファン部分は詰まりやすく、放置すると風量不足で作業効率が落ちるため、念入りに清掃しましょう。

5. キャブレター内の燃料処理

• 作業後はキャブレター内に残った燃料を燃やし切るのがおすすめです。
• 燃料が残ったままだとキャブ詰まりや始動不良の原因になります。
• エンジンをかけたまま燃料コックを閉じ、自然にエンジンが止まるまで回しておけばOKです。

まとめ

ハーベスタを長く快適に使うためには、使用後の掃除と点検が欠かせません。

• もみ・ゴミを完全に取り除く
• ベルト類の点検と交換
• ファン・排出口の清掃
• キャブレター内の燃料を処理

この流れを押さえておけば、次回の作業もスムーズに始められ、故障リスクを大幅に減らすことができます。

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