コンバイン使用後のお掃除方法|丁寧に解説する基本手順
メンテナンス
※以下、掲載動画のAI自動書き起こしを使用させていただいております。
コンバインは収穫作業の要となる機械ですが、使用後のお手入れを怠るとトラブルの原因になりやすい農機具です。特に、もみ・ゴミの残りやホコリが原因でネズミ被害や動作不良が起こるケースは少なくありません。
今回は、クボタ「ARシリーズ」を例に、使用後に行うべきコンバイン掃除の基本手順を丁寧に解説します。
コンバイン掃除が重要な理由
- 残ったもみやゴミがネズミを呼び寄せ、配線やカバーをかじられる
- ホコリやゴミが溜まると詰まりや不具合の原因になる
- 次のシーズン始動時にトラブルが発生しやすくなる
収穫後は「できるだけ早く掃除する」ことが鉄則です。
掃除の基本手順
1. 外観とベルト周りをチェック
- カバーを外すとベルトやプーリーが見えるので、摩耗や劣化がないか確認
- 掃除のついでにベルトの状態チェックを習慣にすると安心です
2. スクリュー周りの掃除
- コンバインの下部は構造上ゴミが溜まりやすい部分です
- レバーを引いて底を開けることで、溜まったもみ・ゴミを排出
- 機種によってはボルトを外す必要があるので、取扱説明書を確認
3. 網・選別部の清掃
- ドラムから落ちたもみやワラは選別網に溜まります
- 掃除機やブロワーを使ってしっかり清掃
- 掃除口を開けたままにして、自然に乾燥させるのも効果的です
4. ホッパー・タンク部の清掃
- スクリューで運ばれたもみはタンクへ入りますが、スクリュー部分にゴミが残ることがあります
- カバーを外してブロワーや手作業で除去
- ビニール片や異物が挟まっていないかも確認
5. 後部・排出部の清掃
- 排ワラ処理部分はゴミが最も溜まりやすい場所です
- カバーやベルトを外して丁寧に掃除
- ついでにオイルシールや軸受け部分の油漏れ確認もしておくと安心です
掃除時の注意点
- ボルトやカバーを外す際はケガ防止のため手袋必須
- 無理に外さなくてもよい部品は外さない
- 掃除後は必ずカバーやボルトを元通りに戻す
- 掃除中に異常(配線のかじり跡、ゴムの劣化など)を見つけたら早めに修理
まとめ
コンバインは収穫作業に欠かせない高価な農機具だからこそ、収穫後の掃除が寿命を左右します。
- 外観・ベルトの点検
- スクリューや網部分の清掃
- ホッパー・排出部のゴミ除去
- 掃除時に異常チェック
この流れを押さえておけば、次のシーズンも快適に始動できます。
※ここで紹介している方法はあくまで一例です。機種や状況によって結果が異なる場合がありますので、実施の際はご自身の判断で安全に作業してください。
なお、当サイトの情報を参考にして行われた作業・整備等により生じたいかなる損害についても、当サイトおよび運営者は一切の責任を負いません。
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