籾摺り機のベルトを簡単に交換できる裏技|耐久性を高めるポイントも解説
作業機
※以下、掲載動画のAI自動書き起こしを使用させていただいております。
籾摺り機はシンプルな構造ながら、内部には複数のベルトが使われています。その中でも交換頻度が高いのが 籾殻を飛ばすための駆動ベルト です。通常は手前の複数のベルトを外さないと交換できず、作業に時間と手間がかかります。
この記事では、手前のベルトを外さずに奥のベルトだけを交換できる 裏技的な方法 と、交換時におすすめしたいベルトの選び方について解説します。
よく切れるのは「A-42」ベルト
籾摺り機の奥にある籾殻排出用ベルトは、多くの機種で A-42(SAではない通常品)が使われています。
しかしこのベルトは耐久性が低く、ひび割れや摩耗で交換が頻発するのが実情です。
対策としては「SAベルト」に交換するのがおすすめ。同じサイズでも強度と耐久性が高く、交換の手間を減らせます。
裏技による交換手順
通常なら3本以上の手前のベルトを外してから奥のベルトを取り付けますが、この方法を使えば奥のベルトだけ交換可能です。
- 新品のベルトを準備
- モーター側の駆動ベルトや長い駆動ベルトを外さずに、隙間を利用して通す
- プーリーに掛け替えるようにして取り回す
- 最後に正しく掛かっているか手で回して確認
これで余計な分解作業をせずに済むため、交換が格段に楽になります。
注意点
- 長いベルトを外してしまうと再装着が複雑でかけ方を間違いやすい
- 図解はあるが分かりにくいため、外さず保持するのが安心
- 無理に引っ張るとベルトを傷める可能性があるので丁寧に扱う
ベルト交換以外のチェックポイント
籾摺り機を安定して使うためには、ベルト交換だけでなく本体の設置状態も重要です。
- 機械は必ず水平に設置
→ 傾いていると籾の選別精度が落ち、歩留まりが悪化 - 選別板の角度調整で補正は可能だが、本来は設置を水平にするのが基本
まとめ
籾摺り機の奥まったベルト交換は手間がかかりますが、今回紹介した裏技を使えば簡単に取り替え可能です。
- 消耗しやすい「A-42」ベルトは耐久性の高い「SA」への交換がおすすめ
- 手前のベルトを外さず交換できる方法を使えば作業効率が大幅アップ
- 設置は水平が基本、メンテナンスと合わせて点検を
定期的なベルト確認と正しい交換方法を知っておけば、籾摺り機を長く快適に使うことができます。
※ここで紹介している方法はあくまで一例です。機種や状況によって結果が異なる場合がありますので、実施の際はご自身の判断で安全に作業してください。
なお、当サイトの情報を参考にして行われた作業・整備等により生じたいかなる損害についても、当サイトおよび運営者は一切の責任を負いません。
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