簡単!コンバイン刈取部チェーンの弛み整備|4つの工程だけで完了
※以下、掲載動画のAI自動書き起こしを使用させていただいております。
コンバインの刈取部には多くのチェーンが使われていますが、使用を重ねると必ず 弛み(たるみ) が発生します。チェーンが緩んだまま放置すると、外れやすくなったり部品を傷めたりして、収穫作業に大きな支障をきたします。
今回は、メーカー勤務50年の経験を持つ整備士が実演した 「誰でもできるチェーン弛み整備」 の手順を分かりやすく解説します。
コンバインのチェーンが緩む原因
- 長期間の使用による摩耗
- 異物の噛み込み
- 張り調整不足
チェーンは自転車と同じように少しずつ伸びるため、定期的な張り直しが必要です。
チェーン調整の目安
- 適正な弛み幅は 約1cm前後
- 張りすぎは負荷や摩耗を早め、緩すぎは外れの原因に
チェーン弛み整備の4ステップ
1. ナットを緩める
調整ボルトを固定しているナットを緩めます。
2. プーリーの直線調整
プーリー同士が一直線になるように位置を調整。これがズレているとチェーンが外れやすくなります。
3. 張り具合の調整
チェーン中央を押して、約1cmのたるみ になるように調整ボルトで微調整します。
4. ナットを締めて固定
調整ができたらダブルナットでしっかり固定。これで作業は完了です。
メーカーに依頼する前に試せる整備
チェーンの弛み調整は特別な工具を必要とせず、慣れれば数分で終わります。
「チェーンが外れた」「緩んでいる気がする」と感じたら、まずは自分で調整してみるのがおすすめです。
まとめ
- コンバインの刈取部チェーンは使用により必ず緩む
- 弛みは 約1cm が適正
- 手順は「ナットを緩める → プーリーを直線に合わせる → 張りを調整 → 固定」の4工程だけ
定期的な点検と整備を行うことで、収穫時のトラブルを未然に防ぎ、安心して作業を進められます。
※ここで紹介している方法はあくまで一例です。機種や状況によって結果が異なる場合がありますので、実施の際はご自身の判断で安全に作業してください。
なお、当サイトの情報を参考にして行われた作業・整備等により生じたいかなる損害についても、当サイトおよび運営者は一切の責任を負いません。
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