トラクターの簡単タイヤ交換方法|安全で失敗しない手順と注意点

足回り

※以下、掲載動画のAI自動書き起こしを使用させていただいております。

トラクターのタイヤは農作業で常に酷使され、土や泥、ぬかるんだ田んぼで摩耗が早く進みます。
ツルツルのまま使用すると、スリップや作業効率の低下につながるため、早めの交換が必要です。

この記事では、トラクターのタイヤ交換を自分で行う手順と注意点を詳しく解説します。


交換に必要な工具

タイヤ交換を安全かつ効率的に行うために、以下の工具を用意しましょう。

  • スピンナーハンドル(19mm)
  • インパクトレンチ(1/2サイズ)
  • ジャッキと馬(リジッドラック)
  • タイヤバール(大小2種類が便利)
  • ハイリフトジャッキ(ビート落とし用)
  • ビートクリーム(なければオイルでも可)
  • エアゲージ、エアコンプレッサー

トラクタータイヤ交換の手順

1. ホイールナットを緩める

  • 交換するタイヤのナットをスピンナーハンドルで緩める
  • 固く締まっている場合が多いため、力のかけ方に注意(腰を痛めないように)

2. ジャッキアップと安全確保

  • ジャッキで持ち上げ、必ず馬(リジッドラック)を使用して固定
  • フレームが浮いて不安定になると転落の危険があるため注意

3. タイヤの取り外し

  • キャップを外し、バルブのムシを取って空気を抜く
  • タイヤチェンジャーやハイリフトジャッキでビートを落とす
  • タイヤバールでビートを落とし、チューブを取り出す

4. 新しいタイヤの装着

  • ビートクリームを塗布(摩擦軽減、作業効率向上のため必須)
  • タイヤの**進行方向(矢印)**を確認し、正しい向きで装着
  • チューブはバルブから入れ、固定用ナットを装着
  • バール作業ではチューブの挟み込みに注意(パンクの原因になる)

5. 空気の注入

  • タイヤの指定空気圧を確認(例:使用時 140kPa=約1.4kgf/cm²)
  • ビートが上がらない場合は一時的に2.5kgf/cm²まで入れてOK(上限は必ず守る)
  • チューブの噛み込みがないか裏表を必ず確認

6. ホイールの取り付け

  • タイヤを装着し、スタッドボルトにナットを仮締め
  • インパクトレンチで本締め
  • 最後に全てのナットを均等に締めて完成

タイヤ交換の注意点

  • ビートを落とすときはハイリフトジャッキを活用すると安全
  • バールは「欲張らず少しずつ」作業することがポイント
  • チューブを挟むミスが非常に多いので要注意
  • 規定空気圧を守らないと、パンクやオーバーヒートの原因になる
  • ホイールナットは確実に締め付け、走行中の脱落を防止する

まとめ

トラクターのタイヤ交換は、慣れてしまえば自分でも行える作業です。

  • 専用工具と最低限の知識があれば交換可能
  • ビートクリームやチューブの扱いに注意することが成功のポイント
  • 空気圧の管理を怠らないことが安全作業につながる

タイヤの摩耗はスリップや作業効率低下に直結するため、早めの交換を心掛けることが大切です。

※ここで紹介している方法はあくまで一例です。機種や状況によって結果が異なる場合がありますので、実施の際はご自身の判断で安全に作業してください。
なお、当サイトの情報を参考にして行われた作業・整備等により生じたいかなる損害についても、当サイトおよび運営者は一切の責任を負いません。

農機具の整備特集へ戻る

農機具を売りたい・買い替えたい方へ

ノキログでは、農機具の買取・買換も承っております。
売りたい・買い替えたい農機具がある方はこちらのお問い合わせフォームから
お気軽にお問い合わせください。

買取・買替のご相談

Translate »

地域を選んでください

  • 青森県
  • 秋田県
  • 岩手県
  • 宮城県
  • 山形県
  • 福島県
  • 岡山県
  • 茨城県
  • 千葉県
  • 群馬県
  • 栃木県
  • 新潟県
  • 長野県
  • 愛知県
  • 岐阜県
  • 三重県
  • 福井県
  • 富山県
  • 滋賀県
  • 兵庫県
  • 奈良県
  • 香川県
  • 福岡県
  • 全国版