【保存版】コンバイン使用前点検マニュアル|稲刈り前に必ずチェックすべき項目
作業機
※以下、掲載動画のAI自動書き起こしを使用させていただいております。
稲刈りシーズンを前にして「コンバインが急に動かなくなった」「作業中にベルトが切れた」というトラブルは避けたいものです。
そのためには使用前点検が欠かせません。この記事では、YouTube動画「コンバイン 使用前点検編」をもとに、点検の流れをまとめました。
農家さん、農業機械を扱う方にとって必見の内容です。
1. エンジン周りの点検
エンジンオイルの量
- 椅子を上げ、エンジンルームを開けてゲージを確認
- ゲージを一度拭き、差し直してオイル量を確認
- 色が黒い場合は交換を推奨
ラジエータの冷却水
- キャップを開けて水位をチェック(エンジン停止時のみ!)
- 冷却水は「緑」や「赤」など色付きのクーラントでOK
- リザーブタンクの水量も確認し、FULL以上は入れない
2. 吸気系(エアクリーナー)
- エアクリーナーを外して清掃
- 汚れがひどい場合はエアブローで清掃
- 異物(トンボや稲くず)が詰まっていないか要確認
- 取り付け時は「STOP位置」を守り、逆付け防止
3. 刈り取り部・搬送部の点検
ベルト・チェーンの確認
- 搬送ベルトが切れていないか、張りがあるか
- チェーンテンションが適正か(バネと爪の隙間をチェック)
異物混入の確認
- 刈り取り部の中に異物がないか確認
- ベルトのかけ方が正しいか要チェック(特にSR型・目指し型)
4. カッター・脱穀部の点検
- カッター刃に欠けや摩耗がないか確認
- 丸くなっていれば交換推奨
- グレンタンク周りや掃除口がしっかり閉まっているか要確認
5. 駆動ベルト(最重要)
コンバインには複数のベルトがありますが、特にエンジン駆動ベルト・タンク駆動ベルトは要注意。
- ひび割れや亀裂があれば即交換
- 1本だけでなく、複数ベルトを同時交換が理想
- 作業中に切れると稲刈りが完全にストップし、修理も大掛かりになる
6. 始動点検(空回し)
最後に、実際にエンジンをかけて空回し点検を行います。
- 音や振動に異常がないか
- ベルトが滑っていないか
- ローラーやチェーンにひび割れがないか
これを確認しておけば、稲刈り本番でも安心です。
まとめ:点検でトラブルゼロの稲刈りを!
コンバインの使用前点検は、数十分の確認で大きなトラブルを防げる作業です。
特に以下のポイントは必ず押さえましょう。
- エンジンオイルと冷却水
- エアクリーナーの清掃
- 搬送ベルト・チェーンの張り
- カッター刃と駆動ベルトの摩耗
- 掃除口やカバーがしっかり閉まっているか
安全で効率的な稲刈りのために、ぜひ点検を習慣化してください。
※ここで紹介している方法はあくまで一例です。機種や状況によって結果が異なる場合がありますので、実施の際はご自身の判断で安全に作業してください。
なお、当サイトの情報を参考にして行われた作業・整備等により生じたいかなる損害についても、当サイトおよび運営者は一切の責任を負いません。
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