【保存版】刈払機のチップソー交換方法|正しい手順と注意点を徹底解説

作業機

※以下、掲載動画のAI自動書き起こしを使用させていただいております。

草刈り作業に欠かせない 刈払機(草刈り機)
その切れ味を左右するのが チップソー(替刃) です。

長く使っているとチップが丸くなったり欠けたりして、草が切れにくくなるだけでなく、機械に負担をかける原因にもなります。
そこで今回は、YouTube動画「刈払機 チップソー交換編」の内容をもとに、正しいチップソー交換の手順と注意点をわかりやすくまとめました。


1. チップソー交換が必要なサイン

  • 刃先(チップ)が丸くなり、草が切れにくい
  • チップが欠けている/飛んでいる
  • バランスが崩れて振動が増える
  • 使用後の点検で異常が見つかった

この状態を放置すると 作業効率が落ちるだけでなく、刈払機本体の故障や事故の原因になります。


2. 刈払機チップソーの外し方

  1. 固定ピンを差し込み、刃をロックする
    → 多くの刈払機にはロック用の穴があり、付属のピンや六角レンチを差し込んで固定できます。
  2. 逆ネジに注意してナットを外す
    → 刈払機の刃は通常と逆の「逆ネジ」になっています。
    締める方向と緩める方向が逆なので注意しましょう。
  3. 裏返して作業しやすい体勢にする
    → 刃を外した際は、機械や地面が傷つかないよう段ボールなどを敷いて作業すると安心です。

3. 新しいチップソーの取り付け方法

  • 刃の向きを確認
    → 基本的には、右から左へ草を刈る方向になるように取り付けます。
  • 座金(ワッシャー)に注意
    → 刈払機用の「逆ネジ専用ばね座金」が必要です。
    一般の座金を流用すると緩みや事故の原因になります。
  • 締めすぎはNG
    → 逆ネジ構造のため、作業中に自然と締まる方向に回ります。
    強く締めすぎるとシャフトを傷める恐れがあるため「軽くしっかり締める」程度でOKです。

4. 安全カバー(飛散防止カバー)の正しい位置

  • メーカー推奨の位置(矢印マーク)に合わせて装着する
  • 草が詰まる原因になるため、カバーを極端に後ろにずらさない
  • カバーなしでの使用は非常に危険なので必ず取り付けましょう

5. 交換時のおすすめメンテナンス

  • 外したついでに 刃の周りの草やゴミを清掃
  • ガードやナットが摩耗していないか確認
  • 必要に応じてガードや座金も交換
  • 取り付け後は 空回しテスト(1分程度) をして異常がないか確認

6. チップソー選びのポイント

  • サイズは刈払機の排気量に合わせる(例:22cc → 230mm、25cc以上 → 255mm)
  • 高品質なチップソーは切れ味が良く、体の負担も軽減
  • 安物はチップが飛びやすく耐久性が低い
  • 竹や雑木用など、用途に応じた専用チップソーも存在

まとめ

刈払機のチップソーは 消耗品 です。
定期的に点検・交換することで、作業効率アップと事故防止につながります。

  • 逆ネジを意識して正しく取り付ける
  • 座金やガードは必ず正規部品を使用する
  • 取り付け後は必ず空回しで安全確認をする

これらを守れば、刈払機を安全かつ長持ちさせることができます。

【保存版】コンバインの使用前点検マニュアル|稲刈り前に必ず行うべきチェック項目

稲刈りシーズン直前、コンバインが故障してしまうと作業が大幅に遅れ、収穫にも影響します。
**「動くはずが動かない」**を防ぐためには、使用前の点検が欠かせません。

この記事では、現場の整備士による実演内容をもとに、コンバインの使用前点検のポイントを初心者にも分かりやすく解説します。


1. 点検の目的と重要性

コンバインは稲刈り時期にしか使わない機械のため、長期間保管による不具合ベルト・ゴム部品の劣化が起こりやすいです。
使用前に点検を行うことで、作業中の故障や安全トラブルを防ぎ、効率的な収穫が可能になります。


2. 使用前点検のチェックリスト

2-1. エンジンオイルの量と状態

  • 椅子下やカバーを開けてゲージを抜く
  • 一度拭いてから再度差し込み、オイル量を確認
  • 色が黒い場合は交換推奨

2-2. ラジエーター冷却水(クーラント)

  • 冷えた状態でキャップを開け、中の水位を確認
  • リザーブタンクの水量もチェック(上限を超えないよう注意)
  • キャップのゴムパッキンの劣化確認

2-3. エアクリーナー

  • カバーを開けてフィルターの汚れを確認
  • ゴミや虫の詰まりがあればブロワーなどで清掃
  • 逆向きに取り付けないよう位置を確認

3. 刈取部と搬送部の確認

3-1. 搬送ベルト

  • 亀裂やほつれがないか
  • 張り具合が適正か(緩すぎ・張りすぎはNG)

3-2. チェーンテンション

  • バネとフレームの間に隙間(1mm以上)があるか
  • 隙間がない場合は張り不足

3-3. 異物混入確認

  • 刈取部・搬送経路に石や稲ワラなどの異物がないか

4. 各種ベルトの点検

コンバインには重要な駆動ベルトが複数あります。

  • タンク駆動ベルト
  • 脱穀ベルト
  • 走行ベルト
  • 刈取ベルト

ポイント

  • 亀裂や摩耗があれば即交換
  • 1本だけではなく、同系統のベルトはまとめて交換推奨
  • 作業中に切れると現場での交換が困難な箇所も多い

5. カッター・ワラ処理部

  • カッター刃に欠けや割れがないか
  • 刃先が丸くなっていないか(丸い場合は切れ味低下)
  • ワラ排出部がスムーズに動くか

6. 掃除口とロックの確認

  • 各掃除口やカバーが確実に閉まっているか
  • ロックレバーがしっかりかかっているか
  • 掃除後に閉め忘れると異物が機械内部に巻き込まれる危険あり

7. 始動テスト

  1. エンジンをかけて各部が正常に動くか確認
  2. 異音や振動の有無をチェック
  3. ベルトの空回りやズレがないか確認

8. ゴムクローラーの点検

  • ひび割れや亀裂の有無
  • 金具(ラグ)が外れていないか
  • 走行中に外れると重大な作業停止につながる

9. シーズンオフ整備のすすめ

  • 異常を発見したら稲刈り後にすぐ整備
  • オフシーズン中に修理すると作業開始時の段取りがスムーズ

まとめ

コンバインの使用前点検は、稲刈りをトラブルなく進めるための保険です。
特に以下のポイントは必ず確認しましょう。

  • エンジンオイルと冷却水
  • 各種ベルトとチェーンテンション
  • カッター刃と搬送部
  • 掃除口・カバーのロック

丁寧な点検が、作業効率と安全性を大きく左右します。

※ここで紹介している方法はあくまで一例です。機種や状況によって結果が異なる場合がありますので、実施の際はご自身の判断で安全に作業してください。
なお、当サイトの情報を参考にして行われた作業・整備等により生じたいかなる損害についても、当サイトおよび運営者は一切の責任を負いません。

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