クボタトラクターKL315|ミッションオイル&油圧フィルター交換手順【初級整備編】
エンジン作業機油圧
※以下、掲載動画のAI自動書き起こしを使用させていただいております。
トラクターを長く快適に使うためには、定期的なオイルやフィルターの交換が欠かせません。今回は、クボタトラクター KL315 を例に、ミッションオイルと油圧フィルターの交換方法を紹介します。初めて整備する方でも実践できるように、ポイントを押さえて解説します。
1. 作業前の準備
- ロータリーを下げてから作業開始
→ 油圧シリンダー内のオイルを戻して、ケース内のオイルをしっかり排出できるようにするため。 - バケツや受け皿を用意
→ 廃油が勢いよく出るので、こぼれないように準備が必要です。 - 注意点:作業直後はオイルが高温になっているため、必ずエンジン停止後しばらく冷ましてから作業してください。
2. ミッションオイルを抜く
- KL315の場合、ドレンプラグは4カ所あります。
- ソケットレンチやパイプを使うと固いプラグも楽に緩められます。
- 廃油は一度に抜けきらないので、数回に分けて排出しましょう。
3. 油圧フィルターを外す
- 専用のフィルターレンチを使い、少し緩めてから手で外します。
- フィルター内部にもオイルが残っているため、下にバケツを置いて作業すると安心です。
- 取り外したフィルターの内側にはマグネットがあり、鉄粉をキャッチしています。ここに金属粉が付着している場合、交換の必要性を再確認できます。
4. 新しいフィルターを取り付け
- フィルター取り付け部をパーツクリーナーで清掃
- ゴムパッキン部に薄くオイルを塗布
- 手でギュッと締め付ければOK(工具で強く締めすぎないよう注意)
5. 新しいミッションオイルを注入
- 使用オイル:クボタ純正 スーパーUDT(ミッション・油圧兼用オイル)
- 給油口(ゲージ付きキャップ)からロートやホースを使って注ぎます。
- 給油後、エンジンを1〜2分始動し、ロータリーを上下させたりステアリングを切ってオイルを循環させましょう。
6. オイル量の確認
- エンジンを止めてゲージでオイル量を確認
- 循環後はオイル量が少し下がるので、適正ラインを守るように補充します。
- 最後にゲージキャップを戻して完了です。
まとめ
クボタトラクターKL315のミッションオイル&油圧フィルター交換手順は以下の通りです。
- ロータリーを下げて準備
- ドレンプラグからミッションオイルを抜く
- 油圧フィルターを取り外し → 新品に交換
- 新しいオイルを注入
- エンジンをかけて循環 → オイル量を確認
定期的なオイル交換を行うことで、トラクターの寿命を延ばし、油圧系トラブルを防止できます。初級整備として覚えておくと安心です。
※ここで紹介している方法はあくまで一例です。機種や状況によって結果が異なる場合がありますので、実施の際はご自身の判断で安全に作業してください。
なお、当サイトの情報を参考にして行われた作業・整備等により生じたいかなる損害についても、当サイトおよび運営者は一切の責任を負いません。
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