【農機具整備マニュアル】セルモーターが回らない時の固着対応・燃料エア抜き・直結方法
エンジン
※以下、掲載動画のAI自動書き起こしを使用させていただいております。
農機具を長年使っていると、セルモーターが回らない・エンジンがかからないといったトラブルが発生します。
本記事では、農機具王の公式YouTube動画をもとに、セルモーターの固着対応・燃料エア抜き・直結方法をわかりやすく解説します。
セルモーターが回らない主な原因
セルモーターが反応しない時、以下の不具合が考えられます。
- 電源・S端子の不良
バッテリーからセルモーターへの電流が途絶えている可能性があります。 - マグネットスイッチの故障
キーを回しても「カチッ」と音がしない場合はスイッチ不良が多いです。 - セル内部のブラシ摩耗
ブラシが劣化しているとモーターが回らなくなります。
固着時の応急対応
セルモーターが固着している場合は、優しくハンマーなどで叩くと一時的に回復することがあります。ただし、強く叩くと破損する恐れがあるため注意しましょう。
燃料系のエア抜き方法
燃料切れやフィルター交換後には、必ずエア抜き作業が必要です。
エア抜きの手順
- 燃料フィルター上部のエア抜きボルトを緩める
→ 気泡(ブクブク)が出なくなるまで燃料を送る。 - 順番に各エア抜きポイントを確認
→ 燃料が安定して流れるまで続ける。 - セルを回して排気の煙を確認
→ 煙が出始めるまではエアが残っているため、繰り返し作業。
💡 ポイント
- 燃料はタンクの半分以上入れておくと作業がスムーズです。
緊急時の直結方法(セル直結)
キーを回しても始動しない場合、直結スタートでエンジンをかけられることがあります。
基本手順
- バッテリーからセルモーターに直接電気を送る。
- セーフティースイッチ(クラッチ・ブレーキ連動)を一時的にバイパスする。
注意点
- セーフティースイッチを無効化すると、突然エンジンがかかって動き出す危険があります。
- 周囲に人がいないことを確認してから実施してください。
まとめ
農機具のセルモーターが回らないときは、
- 固着対応:軽く叩いて動作確認
- 燃料エア抜き:フィルターや配管から気泡を完全に排出
- 直結方法:緊急時のみ、安全を確保して実施
という流れで対処できます。
ぜひ、覚えておいてください
※ここで紹介している方法はあくまで一例です。機種や状況によって結果が異なる場合がありますので、実施の際はご自身の判断で安全に作業してください。
なお、当サイトの情報を参考にして行われた作業・整備等により生じたいかなる損害についても、当サイトおよび運営者は一切の責任を負いません。
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